眠りにつくのは、台所の片隅 ―
バングラデシュには、「家事使用人」と呼ばれる子どもが42万人います。
よその家に住み込み、雇い主やその子どもたちのお世話をします。
他人の家の家事をする多くの子が10代の少女たちです。
中にはまだ10歳に満たない女の子もいます。
「家の中」で働く女の子たちは、
どのような暮らしをしているのでしょうか。
なぜ学校にも行かず「家事使用人」になるのでしょうか。
世界にいる1億5200万人の児童労働者のうち、
家事使用人として働かなければならない女の子のきびしい現実、
直面する問題や課題、私たちに今なにができるのかを紹介します。
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■出版社:合同出版
■体裁:A5判、144ページ
■著者:日下部尚徳
■執筆協力:藤﨑文子・京井杏奈(シャプラニール職員)/
藤岡恵美子(同理事)
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【 試し読みができます! 】
<目次>
第1章 家事使用人として働く3人の女の子
第2章 女の子が家事使用人になる3つの理由
第3章 幼い女の子を雇う6つの理由
第4章 女の子たちが体験する7つの苦しみ
第5章 630万人の子どもたちが働く国・バングラデシュ
第6章 世界にいる1億5200万人の児童労働者
第7章 「子どもが働くのは当たり前」
こんな社会を変えるための5つの方法
第8章 発展途上国への国際協力はどのように進んできたのか?
第9章 私たちにできることはなに?
▼ 第2章試し読み
https://www.shaplaneer.org/wp-content/uploads/2019/02/shoseki_dgw_chap1.pdf
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【著者からのコメント】
本書では見えない児童労働としての家事使用人労働の問題を扱いました。現地でのフィールドワークを通じて、家事使用人として働く子どもたちや雇う側のリアルな声を採録しております。執筆にあたっては、本書に登場する子どもたちと同世代である日本の中学生・高校生でも理解できるよう、できるだけ平易な表現と解説を心がけました。また、児童労働の事例のみならず、問題解決に向け途上国の人びとや国際協力NGOがどのように取り組んできたのか、国際支援の理論を用いて論じています。40年以上の長きにわたって「バングラデシュの貧困と闘ってきた「シャプラニール=市民による海外協力の会」の経験を伝えることで、現地から学びたいと考える人が一人でも多く出てきてくれたら、著者としてこれ以上の喜びはありません。
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